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愛シテル [セキセイインコ]

この話を、どのように書こうかと思ってしばらく考えていたのですが、結局いくら考えてもあまり
良い考えが浮かばなかったので、普通に書くことにします。


ちいとぴぎょ.jpg 少し前ですが、我が家に悲しい出来事がありました。

 黄色いセキセイインコの愛娘、ちい(1歳5ヶ月)がいわゆる
 オウムやセキセイの不治の病、“PBFD”(オウム類嘴羽毛病)に
 感染していたのです。

 先月の26日、連れて行った近所の獣医さんで判明。

 ま、例のサンプルをアメリカに送る、詳しいウイルス検査をした
 わけではないのですが、症状から見てほぼ100%、間違いない
 とのこと。

 去年、我が家にやって来てから、最初の換羽が終わった後
 羽毛の色つやが悪くなり、風切羽がほとんど生えてこなくなって
 しまったちいちゃん。


じつは、飼主はすっかり飛べなくなってしまった彼女の様子を見て以前からこの病気である可能性を
疑っていたのですが、はっきり[宣告]されるのが嫌で、長らく病院に行くのをためらっていました。

しかし……、獣医の先生から告げられた、ショッキングな事実。(+_+)

 ① 「早い話が、人間でいうところのエイズです。」 
 ② 「まあ、ほとんど治ったという話はありません。」
 ③ 「アメリカなら即、殺処分(安楽死)です。」
 ④ 「短命です。」

次から次へぽんぽんと繰り出される、ズッシリ重い言葉………。
(だけど先生はおそらく、伝えなければならない情報を一生懸命教えてくださったのでしょう。
 ここで病院に対する文句などはマッタクありません、その点ご了承ください。(笑))


中でもマイッタのは④で、訊けば通常、3年ほどしか生きられないとか。

それを聞いて、お先真っ暗。家に戻って動物病院であったことを妻に告げると、彼女もまた大泣きに
なってしまって、もう大変。(T_T)/

そしてさすがに僕も、その夜はほとんど眠れませんでした。

何や言うても、ちいはもう立派な家族の一員。無くてはならない存在です。
あんなに愛らしくて黄色いチビスケが、まさかたった3年しか生きられないとは………!


ふたりは一緒.jpg ←だけど、とりあえず元気です。


だけどそのうち、いつもと変わらない様子で元気に遊びまわるぴぎょとちい、2羽の可愛い姿を
見ていて、飼主も覚悟ができました。


と、言いますかある意味、「頭に来た」って言うんですかね?

「たった3年なんて、冗談じゃない!ちいにはもっと長い間、色んなものを見せて色んなことをさせて、
ぱぱやままやお兄ちゃん(ぴぎょのこと)と、色んな思い出を、たくさん作ってやるんじゃい!」

……っていうふうに、だんだん腹が立ってきたのです。(-"-)


そんなわけで、宣言!
我家はこれより、明るく闘病生活に入ります!

PBFDだか何だか知らんが、ぱぱが毎日ちいの様子を細かく観察して、絶対に長生きさせたる!

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青苺シル子

ちいちゃん・・・・あんなに愛らしい美少女なのに、なんて過酷な運命を背負っているんでしょう(T-T)
よそのお宅のお話しながら、泣けてきてしまいます。

これから先、10年分に匹敵するほどに、濃い日々を送ってください。
by 青苺シル子 (2009-07-16 23:49) 

SUMAKO

拝読しながら、ハラハラ涙がこぼれます。
niceなど押す内容では、と思いました。でも、けいすけさん、奥様、ちいちゃん、ぴぎょちゃんのこれからの明るい闘病生活に押しました。

辛い宣告です。でも、ちいちゃんは、けいすけさんを心から愛し、信頼し、今を精一杯、楽しく過ごしているのだと思います。
思い出をたくさん作ってくださいね。
我が家に以前いた、ジュンというセキセイは、甲状腺ホルモン異常による肥満、そして精巣癌の闘病で、長い間、病院通いをしました。亡くなったのが8月のお盆の頃でしたから、その夏、夏休みの10日間は、彼のために毎日共に過ごすことができました。獣医さんに癌と診断されてから8ヶ月、ジュンとの思い出はたくさんあります。
昨年の夏、心臓発作であっけなく天国に旅立ってしまったポッキー(セキセイ)を思うと、ジュン以上に何もしてやれなかった自分が悔やまれます。
ちいちゃんは、これからまだまだ皆さんと共に過ごす時間があります。
1分1秒を大切にお過ごしくださいね。
セキセイインコはとても体は小さいのですが、その存在は大きく、家族ですもの。たくさんいる雛の中で、選ばれてけいすけさんの子になって、こんなに心配してもらって、一緒に闘病生活ができるなんて、ちいちゃん、幸せよ。応援しています。

ジュンがお世話になった「横浜小鳥の病院」のHPです。病気のことなど参考に少しでもなればと思います。http://www.avianmedicine.jp/infectious_disease.htm#PBFD
by SUMAKO (2009-07-17 00:01) 

ピー

こんばんは
by ピー (2009-07-17 01:08) 

kumasu

ちぃちゃん、病院行ったんですね。。
お気持ち・・・よく分かります!
ココもPBFDで、まさに換羽のたびに悪化しちゃって(><)今ではすっかりランナーです。
うちは初め、千葉にいた時に羽毛で検査したんですが・・・陰性。その後、名古屋へ引っ越した先での小鳥の病院で、血液検査だと正確に分かるといわれましたが・・・分かったところで、結局免疫賦活剤を飲んでみるしかないのなら、あの小さい体に採血するなんて・・・負担になる血液検査はやめました。
そして、薬とか飲んでも治らないのが現実。
もしかしたら、ちゃんと治療続けてれば奇跡が起こるのかもしれませんが、
あきらめるわけじゃないけど治らないことを悲観的に考えることをやめました。
あと、ピピの愛情にも心を打たれました。
インコ同志にとってココの毛があるかろうがなかろうが、そんなの関係ないのです。だから私たちも、これがココの個性だと思うようにしました。
なんか特別にしてることが、逆にココにとってストレスになるような気がして。。
さすがに3年しか生きられないとは言われませんでしたが、うちのココはもう2才半です。
それに加え、2度も引っ越ししてますからね~(苦笑)
でも健康なインコちゃんだって、いつ別れがくるか分からないし3年なんていうのなら尚更!
ほんと愛情持って楽しく暮らすことが何よりの薬のような気がします♪
by kumasu (2009-07-17 09:48) 

梅子

も~・・・涙がでてしまいます・・・。
なんてコメントしたらいいのか言葉がみつかりません・・・。

けいすけさんのおっしゃる通り、「たった3年なんて!!」 です。
ちいちゃんにたくさん愛情を注ぐために、
たくさん幸せを感じてもらうために、もっともっと長生きできるよう
応援します。


by 梅子 (2009-07-17 14:30) 

けいすけ

>シル子さん

ご心配ありがとうございます☆
病気は病気ですが、おかげ様でちいちゃん、きょうも元気にパピパピと
お兄ちゃんを追いかけて遊んでいます。
しかし、“10年分に匹敵するほどに濃い日々”ですか……、そうですね、
いったいどうしたら良いのでしょう。

ちなみに今はさっきから、暑くてもうすっかり裸族化!上半身裸になって
パソコンに向かっている飼主の肩の上で、ふたりは何やらゴチャゴチャ
ツツキあったりしながら賑やかに遊んでいます。
とりあえず、視覚的にはけっこう[濃い]と思うのですが、どうでしょう?

by けいすけ (2009-07-17 15:47) 

けいすけ

>SUMAKOさん

ご心配おかけして、すみません。
しかし、僕も数日間はただ嘆き悲しんでおりましたが、よく考えたらきょう
あすにちいがいなくなるという話ではないし、本人はとくに変わらず元気に
しているので、考えを改めました。

ところでSUMAKOさんの話をお聞きするに、セキセイインコもまるで人間と
同じように、色んな病気になるんですね、驚きました。
うちは僕が突然思い立ち、病気に関してはほとんど何の知識も無いまま
ぴぎょたちを飼い始めたので、今になって反省をしております。

普段は少々薄情な向きもありますが、何かして欲しいことがあるときには
トテトテとまっすぐぱぱのところにやってきて、頼りにしてくれている、ちい。
はたまた、じつはお前でうちの家庭は保たれているのではないか?と思う
くらい、家族全員をよく見ていて、愛嬌いっぱいのぴぎょ。
妻も合わせて4人、この幸せが長く続くように、がんばりたいと思います。

あと、ご紹介の“横浜小鳥の病院”ですが、先月ちいの病気が判明した
後、ネットであれこれ検索していて突き当たり、「こんな病院が、近くに
あったらいいのになぁ…」と、羨ましく思っていました。
動物病院の中には[小鳥]と謳っておきながら、実際には鳥の知識のある
医師がいないところも多いようですね。

ちなみにちいの行ってる病院は、とりあえずその辺りのことまでは知り合い
から教えてもらい、確認を取りました。
また、横浜病院の情報も、HPをプリントアウトでもして詳しく調べてみたいと
思います。ありがとうございました♪

by けいすけ (2009-07-17 16:55) 

けいすけ

>ピーさん

ハイっ、こんばんは!
………ウウウ、ピーさん、あなたはどこのどなたやら……?(^_^.)


by けいすけ (2009-07-17 17:11) 

けいすけ

>クマスさん

そうですか、ココちゃんも可哀相なんですね。(+_+)
ところでうちも同じように、してもどうにもならぬのでウイルス検査はヤメに
しておき、すぐに免疫治療となりました。
これから羽毛がどうなってゆくのかわかりませんが、注意深く観察をして
できる限りのことをしてやりたいと思っています。

話は変わりますが、知り合いに旦那さんが非常な鳥好きの人がいます。
こちらはフィンチかなんかでセキセイとは違うのですが、まあ治らないと
思われていた鳥の病気をその旦那さん、自分で治してしまったとか。

同じ治療法が当てはまることはないでしょうが、その人の話を聞いていて
思ったのは結局、当たり前といえば当たり前ですが、人間と同じように
温度その他、体調を気遣ってやることが大切なようでした。
あといちおう、[太陽灯]だけ近いうちに、適当に見繕って買ってやろうかと
考えています。

しかしまあ、3年と言われてもそんな簡単にどうこうなるよな気はしないし、
のんびり楽しく生活させてやろうと思います☆


by けいすけ (2009-07-17 17:46) 

けいすけ

>梅子さん

ご心配、応援をしていただいてありがとうございます♪
小鳥版の“エイズ”ということで当初はビビリましたが、今は変なウイルスを
持ち込まないよう、清潔にして育ててやればいいかと思っています。

今のところ、しんどい様子もなければエサもよく食べていますし。
……ええ、それはもう、本当によく食べていますし。(^_^.)


by けいすけ (2009-07-17 17:51) 

SUMAKO

民間療法ですが・・・・免疫力アップにティツリーオイルを焚いてあげるといいかも知れません。
これは、オーストラリアのアボリジニが使っている方法です。
私が最初に飼ったセキセイインコ(テルちゃん)は体が弱く、あの手、この手で3年ほどの命をつなぎました。その時に、このハーブがとても役に立ちました。飲み薬ももちろんですが、体自体が抵抗力をつけないと、病気を追い出すことができませんものね。
ちなみに、このティツリーは、人間にも良いですよ。風邪を引きそうな時には、我が家は必ずこれを焚きます。家中が良い香りに包まれます。
お大事に!
by SUMAKO (2009-07-17 23:42) 

sayudom

こんばんは。
奥様のブログからやってまいりました。

我が家もインコとの生活を送っているのでひとごとではなく記事を読ませていただきました。
元気そうでなによりです。
いっぱいいっぱい可愛がってあげてください(*^_^*)
お大事に☆
by sayudom (2009-07-18 22:55) 

けいすけ

>SUMAKOさん

アロマ関係はさっぱりの僕は、ハテ…?どうしたものか…と思っていたら、
SUMAKOさんのメッセージを見た妻が、昨日早々と友達から器具を借りて
帰ってきました。
肝心のティツリーがまだ手元にありませんが、近々入手してためしてみた
いと思います。ありがとうございました☆
by けいすけ (2009-07-19 16:02) 

けいすけ

>sayudomさん

はじめまして♪
いつも妻と仲良くしてくれている方ですね、ありがとうございます☆
ちいですが、病気と診断されたものの、相変わらずの食欲とオテンバ
ぶりで、元気に家族を楽しませてくれています。
ただしこのPBFDという病気ですが、一般的には換羽の度に、とくに羽毛の
状態が悪化してゆくらしいので、これから注意してやろうと思います。
いわゆる[不治の病]ですが、かかりつけの獣医さんによると、一時は
ほとんど丸裸のようになったような子が、今のちいぐらいにまで回復した
ケースもごくまれにですが、報告があるそうです。

…ま、とにかくちょっと、ちいが少しでも回復するように、必死のパッチで
がんばってみます!
by けいすけ (2009-07-19 16:27) 

Kotori

胸が痛いです・・・
こんなに小さい体で病気を抱えているなんて、、、
ちいちゃんが、毎日楽しく一日でも長く過ごせることを祈っています。
by Kotori (2009-07-19 23:03) 

kumasu

ちぃちゃんは、けいすけさんちに来れてほんと幸せですね。。
みほさんのブログも読んで、しみじみ思いました・・・^^

そういえば、うちが前の名古屋の先生に聞いた話では、PBFDには「ビタミンA」がポイントだそうで・・・
普段食べさせてるエサに、「青汁粉末」や「クロレラ粉末」などの粉末をまぶしてあげると良いと言われました。(空き瓶にエサを入れて、粉末を入れて振ると簡単に混ざります)
なので基本的に、一日に小松菜2枚は必須らしいのですが、、特に小松菜とか食べない子に、ビタミンAを摂取させるのにイイ方法ですよ。
それでPBFDが治った子がいたそうです☆
あと、うちは「換羽期のときに」っていう市販の薬を水にいれてあげたりしてます。
そんな感じで、いろいろやって来たんですが、なかなかうまく生えなくて・・・なんだか良いコメントができませんでしたが(汗)ほんと換羽のたびに悪化するので、正直なんというか。。ま、うちの場合は環境の変化もマイナスになってるのかもしれませんし。。
でも効果が出て治ったと子もいると先生にも聞きましたから!
免疫賦活剤などでも、やっぱ効く子も効くみたいですし・・・そんな感じで、もしよろしかったら試してみてくださいね。
ちぃちゃんに効果があることを祈ります☆
お互いがんばりましょうね~~!!
みほさんにもよろしくです♪
by kumasu (2009-07-20 11:19) 

けいすけ

>Kotoriさん

反応が遅くなってスミマセン。m(__)m
ちいの身体を蝕む、サーコウイルスというのは非常に小さな細菌で、
なんと、ナノ単位なんだとか!
できればそんな細菌、ぱぱが全部吸い取ってやりたい。
でもちいたん、手の中に捕まえて思いっきりチュウして吸引してやると、
酸欠になったのか、けっこう迷惑そうな顔していました…。

…親の心、子知らず!
by けいすけ (2009-07-23 01:48) 

けいすけ

>クマスさん

またもアドバイス、ありがとうございます♪
そうですね…、小松菜も、正味2枚分といったらちょっと苦しいですよね。
ちいは毎日葉っぱをバリバリやっていますが、たぶんあれも半分ほどは
食べているわけでなく、遊びでやっているような気が。(-_-;)
でも、粉末を混ぜたエサならきっと大丈夫。今度やってみます
ちなみに今、妻がそんな葉緑粉末の何か[すごいの]を飲んでいますが、
こちらはなんだか色々と入りすぎていて、ちょっとインコに飲ませていい
ものやらどうやらわからず、とりあえずあげていません…。

ところで上の画像ではちょっとわかりませんが、ちいは今、腹巻き状に
ハゲになっています。
首を伸ばすと楽に口バシが届くあたりなので、もしかしたら自分で抜いて
いるのかな…?と思うフシもありますが、続くワキの下の羽に異常が
はっきりと見られるので、おそらくはこれも病気によるものなんでしょうね。
だけど毎日見ていると、ちいの身体は病気に抵抗して、必死に羽を生や
そうとしているみたいです。
今も頭の上に、細いトゲトゲが数本。ぴぎょと元気に遊んでいます♪
by けいすけ (2009-07-23 14:57) 

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